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このブログを始めて、もうすぐ1年です。
これだけ続いたのは始めてでっす
やはり月2~3回の更新が私には合っているみたいですww
私の住んでいる東京は、本日の予報でしたが
朝からが降っています。
東京は雪が降ると大変なことになるので、一安心
さて、年末に行った健康診断の結果が帰ってきました。
判定はオールA
体脂肪率も○○%(ナイショ)でゴキゲン~。
ちなみにここ↓ 適正体脂肪率の測定サイトです。
http://www.kenkodiet.jp/check_fat.html
よかったら、試してくださ~い。
で、FFTの方ですが
今回のサーバーダウンは長いですね~。
同一サーバーの別サイトも落ちていますしこれだけ長いと、苦情とか賠償とか大丈夫なんでしょうか?
他人事ながら気になってしまいます。
んで、FFAの方はというと
このスキに結構進みました~。
そして、そして・・・、なんと・・・・・・・
週間連勝ランキングが、本日金曜なのになんと1位でっす
例のごとく、寝る前に他の方の連勝をストップして落ちたのですが、翌日みてみると、
あれ? 私の名前がない? おかしいな~? 20ぐらいはしてたはず?????
で、良く見てみると、普段そこにあるはずの無い名前が1位に
いんや~、驚いただよ
しかも月曜日から、まだ残っている!
さて、あと2日。 ど~なるでしょうかww?
話題変わって、本年2冊目の本を昨日読み終わりました。
次回更新のときに書きます。
北森 鴻さん、面白いですね~。
嵌っております。
もう1冊買ってあるんだよな~
最後に心配なことが、1点。
たぶん、冬眠だと思うのですが、メールも送ったんだよな・・・・、ブログも更新どころか、見られなくなってるし・・・。
大丈夫だよね?
【表4より】
解かれた封印、そして新たな惨劇。
本邦初、民俗学ミステリー。
その面を外してはいけなかった――。
《異端の民俗学者》蓮丈那智。
彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。
ある寒村で死者が相次いでいるという。
それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、村人が手に入れてから――(表題作)。
暗き伝承は時を超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて浮遊する……。
那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、怪事件の全貌が明らかになる。
本邦初、民俗学ミステリー。
全五編。
あけましておめでとうございます。
さて、新しい年はどうなりますでしょうか?
私にとっては2009年は変化の前段階になるのかもしれません。
新しいことを始める前段階として、良い準備をしていきたいと思います。
2009年も昨年末に続き、北森鴻さんからスタートです。
狐闇で登場し惹きつけられた「蓮丈那智」フィールドファイルⅠです。
本作には”鬼封会”・”凶笑面”・”不帰会”・”双死神”・”邪宗仏”の5編が収録されています。
”双死神”は闇狐の一場面を、蓮丈那智の助手・内藤三國から見た物語で、面白かったですね~
さて、蓮丈那智の民族シリーズに期待を一杯に膨らませ、読んだこの本ですが、ちょっと私の想像していたものと違っていました
歴史・民族に新しいユニークな見解を加え、楽しませてはくれるのですが、やはり短編では掘り下げが物足りなく感じました。
シリーズⅠ・Ⅱ・Ⅲ全て短編集のようです
このシリーズ第1弾の「凶笑面」に関していえば、民族フィールドワークというより、天才探偵・蓮丈那智事件ファイルと感じてしまいます。
推理小説はちょっと苦手なんです・・・・・。
シリーズⅡも購入しているので、Ⅱに期待~。
民族学新説に厚みを持たせた、長編で蓮丈那智を読みたいな~
「闇狐」の征韓論異説・物部vs曽我・明治新政府の戦略・八咫鏡など等、壮大なスケールを読んでしまったからな・・・・。
本年から星マークを付けることにしました。
これは、書評ではありません。
あくまでも、個人的なハマリ度です。
★★★★★
【表4】より
店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う「旗師」宇佐美陶子。
彼女が同業の橘薫堂から仕入れた唐様切子紺碧碗は、贋作だった。
プロを騙す「目利き殺し」に陶子も意趣返しの罠を仕掛けようとするが、橘薫堂の外商・田倉俊子が殺されて、殺人事件に巻き込まれてしまう。
古美術ミステリーの傑作長編。
冬狐堂シリーズの逆読み。これがシリーズ第1作です。
っと、面白いですよ。
でもね・・・・・、第2作の狐闇のインパクトが私にとっては、大きすぎました。
ミステリーとしてはこちらの方が本道なのでしょうね。
さて、こちらの狐罠。
前回の第2作狐闇が民俗学の新説の展開を試みているのと比べると、骨董の世界にどっぷり嵌っています。
この作品で一番興味深く読めたのは、明治政府の廃仏希釈運動。
もちろん廃仏希釈のことは知っておりましたが、あまり深く考えたことはありませんでした。
神と仏を完全に分離し、仏教を弾圧し神道を保護する。
その際に貴重な仏教文化が破壊され、多くの寺院の財産が廃却され、また海外に二束三文で流出しました。
中国の文化大革命を思わせる大暴挙です。
陶子の敵・橘薫堂は優秀な審美眼と鑑定眼を持つ策士であり、エゴイスト。
自分のコレクションとしても骨董を蒐集し、また比類なき贋作を作成する。
その贋作は、廃仏毀釈により海外に流失した日本の古美術をトレードで取り戻すため。
方法論は別として、信念に基づいた悪役骨董商です。
陶子が仕掛けられた「目利き殺し」も、その報復に陶子が贋作の「目利き殺し」を仕掛けてくることまで読んで行っています。
陶子を利用し、行方のわからなくなっている、伝説の贋作師・潮見を見つけ、自分の元に置くため・・・・。
いやはや、結局橘薫堂に陶子は最後まで勝てなかったのかも知れません。
橘薫堂は滅ぶのですが、陶子によって意趣返しによって滅ぶわけではありません。
結局頭脳戦では、橘薫堂>潮見>陶子なんですね。
さらに、方法論は?ですが、橘薫堂の流失資産奪還もある程度、理解が出来てしまいます。
この2点によってなのか、狐闇より評価が下になってしまいました・・・・。
でも、面白かったですよ
暫く、北森鴻さん、嵌りそうです~。
講談社文庫 H12.5.15
【表4より】
魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐美陶子の運命は変わった。
市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とすものが続出。
陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。
狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。
満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく!
うん! 面白い!
圧倒的に面白い!
北森鴻さんは、初めてです。
辻村深月さんのことを、あちこちで調べていたときに、結構頻繁に出現していたお名前なので、是非読んでみたいと思い、今回になりました。
ちょっと、紹介と自分の記憶の保管のために、プロフィールを。
1961年山口県生まれ。
駒澤大学文学部歴史学科卒業。
「狂乱廿四孝」で鮎川哲也賞受賞。
「花の下にて春死なむ」で日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞。
この本には私の好きな分野が目白押しです♪
歴史学・民俗学でミステリー!
私が面白くないわけないって感じの本です。
三角縁神龍鏡を巡り、古物商の陶子が巻き込まれる事件と歴史の謎解き。
八咫鏡を巡る明治新政府の陰謀。
天皇陵盗掘説・蘇我馬子と物部氏・西郷隆盛の征韓論の異説。
歴史の異説を読んでいるだけで楽しくなってしまいます。
こういう異説を読んでいると、本当にそんな気がしてきますww
それとこの本に出てくる人物達が、またすっごく魅力的なんです。
民族学者の蓮丈那智さん、カッコイイ~
実はこの「狐闇」なんですが、宇佐美陶子・冬の狐シリーズの2作目なんです。
時々、このようにシリーズ物を最初からでなく読み始めてしまうんですよね・・・。
シリーズ物は好評だから連作になる、ってのは判っているのですが、特にはじめての作家さんの場合、警戒するところがあって、表4のあらすじを読んで、面白そうなほうから読んでしまいます・・・。
今回も、大変面白かったので早速昨日、1作目を購入してきました~。
北森さんの本をつらつら見ていますと、他にも連作シリーズがいくつかあります。
これから、北森さんに嵌りそうな予感♪
蓮丈さんのスリーズもあるそうです。
是非読まなきゃ!
講談社文庫 H17.5.15
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
T=混沌状態
A=一段落
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。
高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。
戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。
そして同じ頃に始まった不思議な警告。
皆が愛する素敵な”道具”が私たちを照らすとき──。
【あらすじ】
初めて”あらすじ”を書きます。
理帆子は新進気鋭の若手女性カメラマン。
強く美しい光のある写真を撮る。
彼女がどうして強く・美しい光のある写真を撮るようになったかを描く作品です。
理帆子の高校生時代から話は始まります。
彼女は周囲の人間関係をそつなくこなし、誰からも嫌われることなく友人も多い。
しかしそんな彼女に自分が付けた人間の属性は「sukoshi・fuzai(少し不在)」。
そつなくこなすが、自分の主体がない。
そんな彼女が、強く美しい光に照らされ、主体を取り戻す「sukoshi・fushigi(少し不思議)な物語」。
「少し不在」な理帆子は、壊れていく「少し腐敗」な元彼、「少し不足」の松永郁也、「少し不幸」な母、「少しフラット」な別所あきら等、多彩な人物と触れ合い光に照らされる。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
初めて”あらすじ”を書きました。
”あらすじ”を書くのって難しいですね・・・・。
もっと書きたいのですが、これ以上書くと・・・・・。
辻村深月さん、3冊目です。
メフィスト賞受賞の「冷たい校舎の時は止まる」で不思議な作家さん。
2作目の「子どもたちは夜と遊ぶ」で内面を描く能力の高さを見ました。
どちらの作品も、ジャンル分けとしてはミステリーに分類されるわけですが、ミステリーの”?”の部分はそれほど重要視しせず、登場人物の内面を描くことに重点を置いています。
辻村深月さんは1980年生まれの、女性です。
この本の中に、辻村さんの写真入りの小パンフがはさまれていました。
本当に若く綺麗な方でした~。
今作の「凍りのくじら」はミステリーとして分類されてしまうのでしょうか?
この作品のジャンルは、「sukoshi・fushigi(少し不思議)な物語」です!
ミステリーとして、どんでんがえしや「だまされた~!」という感覚を味わいたい方には、貫井徳郎さんなどのほうがお勧めと思います。
この作品も素晴らしい作品でした。
前2作も素晴らしかったのですが、今作と比較するとミステリー色が強く、辻村さんにはこのぐらいの「少し不思議」な方が合いそうな気がしました。
比較で言うと、前2作より数段上です。
いや~、良かった!
辻村さんは、まだ本当に若く、これからどれだけの作品を書かれるのでしょうか?
ず~と、お付き合いしたいと思う作家さんです♪
私としてはこのお話は「泣けるお話」でした。
しかも随所でww
少し腐敗の元彼の崩壊していくさまは、本当に怖いです。
少しフラットな別所あきらのフラットで懐の深い言葉の数々。
どこまでも、どこまでも優しい少し不足な松永郁也(まだ子どもです)。
その他、様々な人物に是非触れてみてください。
※※※※※※※※※※※※ メ モ+α ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
①「周りの子はみんな、もっと軽い気持ちで人と繋がって、薄っぺらい理念と強く刹那的な感情の動きで泣き喚きながら結びついたり離れたりするはずだ。だけど理帆子さんはきっとそうじゃないんだろうね。強い理念と薄い感情の動きで人と付き合う。そんな具合」(別所あきら)
②そこに強い感情移入をするほうがどうかしているのだ。現実に対する距離感が薄い分、フィクションに対する思い入れが尋常でない私。
③人間っていうのは、頭の良さに伴って思考する能力を持てば持つほど、必然的に孤独にならざるを得ない。」(別所あきら)
こんな文書がたくさん出てきます。
それでも良ければ、お勧め~