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気の赴くまま、無理せずノンビリ。  風に吹かれて、できる事を背伸びせず・・・。                                                                  本とネットゲームと戯言と・・・。                                                                            ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                                                             読書感想には【かなり】内容に触れているものがあります。 未読の方はご注意を・・・・。
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hikarino.jpg【表4より】
膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから──「常野」か来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。
穏やかで知的で、権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。
彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?
不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。

エンド・ゲーム」があまりに訳がわからなかったので、常野物語シリーズ1です。
読む予定ではなかったのですが、「1Q84」の上巻が売り切れだったんですもん・・・。
まぁ、「1Q84」は現在読み始めてますので、良いのですが

これは、なかなか面白かったです。
この短編集の中の「オセロゲーム」の続編が「エンド・ゲーム」として長編になったのですね。
どうせ長編に切り出すのなら「ツル先生」が良いと思うんだけどな・・・・。

この短編集のいくつかのお話に「ツル先生」と呼ばれている常野一族の長老が存在します。
彼の常野一族としての特殊能力は「つむじ足」と呼ばれる健脚。
そしてその齢。
江戸期の書物の中にまで彼の記述が残っています。

ツル先生が一番良く登場している短編が「光の帝国」
このお話は良かったですね~
常野一族の特殊能力を戦争に利用しようとする帝国日本軍。
そしてその渦の中で幼くして命を落としてしまう。
先生はとっても長生きなのです。
不遇な運命のもと命を落とした子ども達の輪廻転生を待てるのです。
そして最終話で再開できるのです。

こう書くと陳腐な内容ですが、思わず涙ぐみましたです

さて、「光の帝国」と書くとどうしても気になるのが「闇の帝国」。
そーなるのが人情ってモンでしょ?
本書のなかでは帝国日本軍がそれにあたる内容の短編もありました。
エンド・ゲーム」では『裏返し・裏返され』の
相手が「闇の帝国」となるのでしょうか?

光の帝国」では常野一族と旧陸軍の関係は、光対闇として判りやすいのですが、「エンド・ゲーム」ではよく判りません。
そもそも光=正義、闇=悪とうい図式が私の(おそらく多数のひとの)頭の中にあります。
『裏返し・裏返され』の相手側が見えてきません。
常野一族に対抗し『裏がされ』る相手側って悪なんでしょうか?
そっちの立場がまったくわからないので、やっぱり前回の「エンド・ゲーム」の評価はまだ先送り~。
やっぱり第2弾も読まなきゃだめかな?

★★★★
集英社文庫 H12.9.25
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さて、こ~いう順番がめちゃくちゃな読み方を結構やっちゃってます。
その代表が今読んでいる村上春樹さん。
彼の本は
「ノルウェイの森」から始まって「ダンス・ダンス・ダンス」・「パン屋再襲撃」・「ねじまき鳥クロニクル」・「羊をめぐる冒険」・「風の歌を聴け」・「1973年のピンボール」・「国境の南、太陽の西」・「スプートニクの恋人」・「海辺のカフカ」
という順で読んだのです。(良く順番覚えてるな・・・・)
さて、太字の4作に例の「羊男」・「いるかホテル」が出てきます。
羊男? いるかホテル???
訳わかんないですよね・・・・。
前回の「エンド・ゲーム」と同じです
本当の順番は
①風の歌を聴け
②1973年のピンボール
③羊をめぐる冒険
(ここまでを「羊三部作」といいます。)
④ダンス・ダンス・ダンス
(④を含め4部作とも)

で、私は④→③→①→②と読んでしまったんです。
その後に③「羊をめぐる冒険」を読み直して、やっと理解できました~。

さて、1Q84ですがまだ100頁ちょっとです。
ど~なっていくのでしょうか
PR


7432bea5.jpg【表4より】
『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。
『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。
『遠目』『つむじ足』など特殊な能力をもつ常野一族の中でも最強といわれた父は、遠い昔に失踪した。
そして今、母が倒れた。
ひとり残された時子は、絶縁していた一族と接触する。
親切な言葉をかける老婦人は味方なのか?
『洗濯屋』と呼ばれる男の正体は?
緊迫感溢れる常野シリーズ第3段!

うっ・・・・。
やっぱり、やってしまった。
【第3弾】と書いてあるのに3作目から読んでしまった。
まったく訳が判りませんでした。
そりゃ、そーだよね。
『あれ』・『裏返す』・『遠目』・『つむじ足』・『洗濯屋』・・・・・・。
なんじゃ?

これだけ訳が判らないことが書いてあったのに3作目から読んでしまった私が悪い・・・・。
だって、「1Q84」の上巻が売り切れで買えなかったんだもん・・・。
もう買ったけどね~

面白かった?
ど~なんでしょ???
そんな訳で、評価・内容の詳細、共に書けません~

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こんな私のど~しようもないブログでも、検索エンジンから来てくれる人がいます。
最近1ヶ月の検索ワード~!!


8件   郁也
7件   凍りのくじら
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2件   キリコ・北森鴻・平山瑞穂・ガランス
1件(抜粋) なんでも鑑定団・円空複数説・余談になるが・裁判員・願わくは花の下にて  などなど・・・。

数ヶ月前からそうなんですが、【凍りのくじら】関係が多いのです。
 



mahirunotuki.jpg【表4より】
異母兄が奈良で消息を絶った。
たったの二度しかあったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。
早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香・・・・・・。
旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。
それは真実なのか嘘なのか。
旅と物語の行き着く先は──。
恩田ワールド全開のミステリーロードノベル。


さて、【表4】には「恩田ワールド全開のミステリー」と書かれています。
ミステリー好きの私は、当然このキャッチに惹かれて購入したわけです。
ところが!
これはミステリー?
まぁ、ミステリーといえばミステリーなのでしょうが、私はこれを純文学として捉えました。
そして・・・・・・、このお話、大好きです。

私にとっては、かなり思うところのある内容でした。
主人公の静は、異母兄を捜す奈良の旅で自分を見つめ直し、自分の成り立ちを探し出すのです。
そして、兄・研吾も彼自身を見つけるのです。
私はこのお話は、上記のような内容だと捉えました。

もちろん、ミステリーとしての部分ありますが、その要素はさほど強くありません。
私はこの本はそれが良かったと思います。
主な登場人物は主人公・静、異母兄・研吾、研吾の高校の同級生の優佳利(研吾の恋人)・妙子の4人ですが、静と研吾は本当の自分を見つけることが出来ました。
まぁ、妙子もかな?
優佳利だけが悲しいね・・・・。
優佳利にも救いが欲しかったな・・・・。

奈良の歴史等、大変面白かったですし、透明感のある文章も素晴らしかったです。
そして、わたしもいろんな事を考えさせられた一冊です。

★★★★
文春文庫 H19.5.10
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さて、大好きな村上春樹さんの久しぶりの長編「1Q84」がまもなく、5/29に発売になります。
初版は1巻が20万部、2巻が18万部だそうですが、すでに予約が殺到し、初版発売前に増刷が決定し、1巻25万部・2巻23万部だそうです。
1巻の初版20万部は新潮社歴代2位とのこと・・・・。
いやはや、なんという数字でしょう
で、私ですが、基本的に貧乏なので文庫しか買いません。
でも、これは早く読みたい~

 



kyukei.jpg【表4より】
四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。
「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。
やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。
町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた……。
何かが起きていた。
退屈な日常、管理された学校、眠った町。
全てを裁こうとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した! 
新鋭の学園モダンホラー。


恩田さんは有名な「六番目の小夜子」を書かれた方ですね。
「球形の季節」「六番目の小夜子」の次に書かれた長編ということです。
「小夜子」も読んだことは確かなのですが、あまり内容を覚えていません。
都市伝説的な本だったような・・・・?

この本は、東北のある町で高校生達の間に広まるウワサから事件がおこります。
よくある学生の間に流行するウワサの部類です。
「○月○日 遠藤さんがひどい目にあう」
まぁ、予想通りこのウワサが現実となり、遠藤さんは行方不明になるわけです。

この都市伝説的なウワサから物語りに導入されるのですが、どうなんでしょうか?

この本はとても魅力的なテーマを持っております。
土地や木や石。
そのようなものがある力を秘め、霊的な磁場を形成する。

私はこのような事を否定することをしません。
全国各地に見られる巨石信仰・古木信仰。
やはり不思議な力を感じることは少しはあります。
とても面白いテーマです。

そしてこの本は、舞台となる東北の町自体にそのパワーが秘められています。
その土地に秘められた力に感応することの出来る人物が、壮大な理想を掲げ住人を導こうとするわけなんですが・・・・。

ちょっとな・・・・。
進化論までいってしまうのは、やはり荒唐無稽感が・・・・。
それと、テーマからすると「○月○日 遠藤さんがひどい目にあう」
とか「金平糖を撒き、それを最初に踏むのが片思いの相手だと、両思いになれる」とか・・・・。
ちょっと、脱線気味な気がします。
どうしても「子供騙し感が拭えない」ってのが率直な感想です。

テーマと描写はスキです。

★★★★
新潮文庫 H11.02.01
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すこし落ち着いてきました。
やっていたことの目処がたち始めています。
骨組みは出来たので、これから運用と検証です。

「待ち人現る」
かなり心配&落ち込みしていましたが、やっぱり~♪


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