気の赴くまま、無理せずノンビリ。 風に吹かれて、できる事を背伸びせず・・・。
本とネットゲームと戯言と・・・。
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読書感想には【かなり】内容に触れているものがあります。 未読の方はご注意を・・・・。
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プロフィール
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那智
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しょぼい仕事で日々を暮らすお人好しの詐欺師コンビ、高杉と園部。
ひょんなことから切れ者の美人同業者とチームを組むはめになり、三人で一世一代の大仕事に挑戦する。
それは誰も傷つかない、とても人道的な犯罪計画だった。
準備万端、すべての仕掛けは順調のはずだったが・・・次から次にどんでん返しが!
息をつかせぬスピードとひねったプロット。
ユーモア・ミステリの傑作長編。
貫井徳郎さんは、実に久しぶりです。
「慟哭」で嵌っていた時期がありました。
どんなものを読んだか、wikiで調べてみると・・・
慟哭・修羅の終わり・転生・迷宮遡行・神のふたつの貌・さよならの代わりに。 計6冊で今作が7冊目でした。
私は貫井さんというと、叙述倒錯ミステリってイメージがあるのです。
悪い言い方になるかもしれませんが、読者をだますことに非常に長けた作家さんのイメージです。
それと、ちょっと暗くて重いイメージもです・・・・。
そんなことで、しばらく間が空きました。
で、この「悪党たちは千里を走る」なのですが、びっくりしました。
これを書いたのが【あの貫井さん!?】
ちょっと違うかもしれませんが、私の大好きな映画「チ・ン・ピ・ラ」(柴田恭平さん・ジョニー大倉さんの方です)を連想する、憎めない小悪党たちの軽妙なコメディタッチの作品でした。
表4には、【次から次にどんでん返し】・【ひねったプロット】って書いてあったので、いつもの倒錯ミステリかな?とちょっと警戒しましたが、そんな事はなかったですね。
ちょっと利口すぎる子ども・巧クンは、やりすぎなのかもしれませんが、まぁこの内容の本なら良いでしょう。
でも、こんな生意気なガキがいたらイヤだな~w
楽しく読める1冊です。
★★★★★
集英社文庫 H20.09.25
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