気の赴くまま、無理せずノンビリ。 風に吹かれて、できる事を背伸びせず・・・。
本とネットゲームと戯言と・・・。
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読書感想には【かなり】内容に触れているものがあります。 未読の方はご注意を・・・・。
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プロフィール
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【表4より】
女性や老人だけを狙った通り魔や強盗障害を繰り返し、自暴自棄な逃避行続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。
翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。
卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが・・・・・。
涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作。
また、大好きな乃南アサさんです。
表4を読む限り、よく有りそうなストーリーです。
たしかに、似たようなストーリーの本は沢山ありますね。
今時(?)の無配慮な、自己中心的などうしようもない、23歳の若者が人の心に触れ改心してゆくストーリーです。
「自分はしゃぼん玉のように、ただ漂って生きてゆく。そして、いつかどこかでパチンと弾けて消える。それだけの存在のはずだ。」(引用)
ね?
ありそうな陳腐なお話しでしょ?
でも、やっぱり乃南アサさんなのです。
やはり私は、ありがちでも、陳腐でも、勧善懲悪・性善説・改心ストーリーは好きなのですw
解っていても涙の出る本は大好きです。
乃南アサさんの真骨頂は、心理描写の巧みさ、そこに持って行くストーリーの解りやすさにあると思います。
乃南アサさんの作品は、ミステリーにしてもホラー(?)にしても、文学的な良さを感じてしまいます。
【しゃぼん玉】は、今年読んだ本のNo.1とさせていただきます♪
わたしの読ませていただいた乃南さんの作品の中でも、「鎖」・「涙」に比肩するものとなりました。
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