忍者ブログ
気の赴くまま、無理せずノンビリ。  風に吹かれて、できる事を背伸びせず・・・。                                                                  本とネットゲームと戯言と・・・。                                                                            ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                                                             読書感想には【かなり】内容に触れているものがあります。 未読の方はご注意を・・・・。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
sionの今読んでる本

sionさんの読書メーター
カテゴリー
ブログ内検索
プロフィール
HN:
  那智
性別:
非公開
職業:
  ないしょ
趣味:
  読書・PC・旅行等
[28] [27] [26] [25] [24] [23] [22] [21] [20] [19] [18]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



syabondama.jpg【表4より】
女性や老人だけを狙った通り魔や強盗障害を繰り返し、自暴自棄な逃避行続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。
翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。
卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが・・・・・。
涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作。




また、大好きな乃南アサさんです。

表4を読む限り、よく有りそうなストーリーです。
たしかに、似たようなストーリーの本は沢山ありますね。
今時(?)の無配慮な、自己中心的などうしようもない、23歳の若者が人の心に触れ改心してゆくストーリーです。
「自分はしゃぼん玉のように、ただ漂って生きてゆく。そして、いつかどこかでパチンと弾けて消える。それだけの存在のはずだ。」(引用)

ね?
ありそうな陳腐なお話しでしょ?
でも、やっぱり乃南アサさんなのです。

やはり私は、ありがちでも、陳腐でも、勧善懲悪・性善説・改心ストーリーは好きなのですw
解っていても涙の出る本は大好きです。

乃南アサさんの真骨頂は、心理描写の巧みさ、そこに持って行くストーリーの解りやすさにあると思います。
乃南アサさんの作品は、ミステリーにしてもホラー(?)にしても、文学的な良さを感じてしまいます。

【しゃぼん玉】は、今年読んだ本のNo.1とさせていただきます♪

わたしの読ませていただいた乃南さんの作品の中でも、「鎖」・「涙」に比肩するものとなりました。

PR


この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]