気の赴くまま、無理せずノンビリ。 風に吹かれて、できる事を背伸びせず・・・。
本とネットゲームと戯言と・・・。
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読書感想には【かなり】内容に触れているものがあります。 未読の方はご注意を・・・・。
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そこは将棋の天才少年たちがプロ棋士を目指して、しのぎを削る”トラの穴”だ。
しかし大多数はわずか一手の差で、青春のすべてをかけた夢が叶わず退会していく。
途方もない挫折の先に待ちかまえている厳しく非情な生活を、優しく温かく見守る感動の1冊。
第23回講談社ノンフィクション賞受賞作
こんにちは~。
珍しく連日の更新です。
今日の本は、FFTでお知り合いになりました、某方からご紹介いただきました、大崎善生さんです。
初めて読む作家さんは、不安と期待でいっぱいです。
まず、最初の印象ですが、とっても解りやすく丁寧な文章を書かれる方だと思いました。
「将棋」の世界というのは、私には全く解らない世界なのですが、内容はとても面白かったです。
さて、内容ですが、将棋連盟の雑誌編集者の目をとおして、奨励会という特殊な環境下で壮絶な生き残りの戦いを繰り広げていく、少年・青年たちの挫折と再生の物語が著者の暖かい目で書かれています。
幼いころから、天才と呼ばれる少年達。
しかし、世界は広いのです。
天才達が集まり、切磋琢磨していくが、さらなる天才の前に挫折を覚える。
そこで、道が分かれるのです。
プロへの道をたたれ、途方に暮れ自らを見失うもの。
別の世界へ羽ばたき新しい自己を作り上げるもの。
将棋の普及・指導の道を選ぶもの。
本書の中心的人物である成田英二は、典型的な転落人生を歩みます。
天才児ともてはやされ、将棋のみに生きて挫折し、自己を見失います。
非常に良くわかります。。。。。
でもですよ・・・・、私としては悲しいと思いました。
もともと小さい頃から将棋が強いということは、私などには考えられない頭の構造をしているのでしょう。
英二を中心に据えることで、将棋の世界の厳しさと読み物としての完成度はあがるのでしょう。
でも、悲しいですね・・・・。
と、いうことで感想は◎だけど・・・、って感じです。
FFTの某さん、ありがとうございました~。
では~!
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